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Painter 2016 描点の種類の追加(リアル水彩編)

Painter2016では、リアル水彩で使用できる描点の種類が追加されています。今回は追加された描点の種類についての紹介とこれらを使用したいリアル水彩のカスタマイズ例などを紹介します。文中にはカスタマイズ例としてのブラシ配布もありますので、最後までおつきあいください(__)

 

リアル水彩で使用できる「描点の種類」

前バージョンまでは、円形などのビットマップタイプしか使用できなかったリアル水彩ブラシですが、2016では使用できる種類が大幅に追加されました。

① 円形・レンダリングされた円形・1ドット・ブリスル・取り込み
前バージョンまでと同じようにすべてのリアル水彩で使用することが出来ます。
② 水彩キャメルヘアー・水彩フラット・水彩パレットナイフ・水彩ブリスルスプレー
前バージョンまで、手法などが変更できず水彩コントロールのみだったこれらの描点でも、リアル水彩の設定が出来るようになりました。
[手法]は[水彩]固定でサブカテゴリで水彩コントロールを使用する[水彩塗り混ぜ+テクスチャ]と[水彩重ね塗り+テクスチャ]、さらにリアル水彩コントロールを使用する[リアルウェット塗潰し]と[リアルウェット重ね塗り]が選択できます。
※水彩エアブラシについては、前バージョンまでと同様に手法を変更することはできず、水彩コントロールでの設定のみになります。
③ 水彩重力粒子・水彩フロー粒子・水彩ばね粒子
通常ブラシの「細い線の・・・」とつく描点種類(前バージョンまでの粒子ブラシ)の水彩専用です。
[手法]は[水彩]固定でサブカテゴリで水彩コントロールを使用する[水彩塗り混ぜ+テクスチャ]と[水彩重ね塗り+テクスチャ]、さらにリアル水彩コントロールを使用する[リアルウェット塗潰し]と[リアルウェット重ね塗り]が選択できます。
④ ダイナミックスペックルタイプ
ダイナミックスペックルタイプ(ダイナミックスペックル重力粒子、ダイナミックスペックルフロー粒子、ダイナミックばね粒子、ダイナミックスペックルブリスル)では、[手法]に[水彩]を選択したとき、サブカテゴリで全ての設定から選択が可能になります(円形などのビットマップタイプと同じ)。
※ダイナミックスペックルの設定については、前回の講座『ダイナミックスペックルブラシの設定と応用』を参照してください。

 

追加された描点の種類でリアル水彩をカスタマイズ

水彩キャメルヘアー・水彩フラット・水彩パレットナイフ・水彩ブリスルスプレー

このタイプでは、細い毛を束にしたようなブラシになります。毛束感を出すには[水彩キャメルヘアー]や[水彩ブリスルスプレー]が扱いやすいかと思います。また、[リアルブリスル]コントロールを使って[リアルブリスルを有効にする]にチェックを入れることで細かい設定が出来るので、活用するとよいでしょう。
描点に関する設定は[密度]のみ(水彩ブリスルスプレーでは[密度]と[広がり]、いずれも[ブリスル数]コントロールにて)で、ダイナミックブリスルタイプのように毛の太さを変えたり、毛束をランダムな感じにすることは出来ません。
リアル水彩では、ブラシが描画後ににじむので細い毛束はまとまった感じになってしまい、一本一本を正確に描画する感じにはなりにくいと思います(密度を大きめにすることでばらけた感じにすることは可能)が、隙間は空くので円形を使うよりも筆の質感は出せます。また、リアルブリスルを有効にすれば、描点タイプの選択肢が増えるので、「ケバタイプ」などを選択してみても良いでしょう。
 

 

参考ブラシ1:水彩キャメルヘアーで毛足の長い筆風

rw02_01.brushvariant 7KB
水彩キャメルヘアー+リアルブリスル:オンのブラシです。毛足が長めで、滑らかに描くときの筆の雰囲気です(描画結果は上図)。
水彩境界(濃い縁)もほとんど出ないので、通常の塗りにも使えるブラシになっています。筆圧によってサイズが変化します。
ざくざく塗ったときにも塗りムラが出にくくなっています。

参考ブラシ2:水彩ブリスルスプレーで毛足の短いぼかしブラシ風

rw02_02.brushvariant 6KB
水彩ブリスルスプレー+リアルブリスル:オンのブラシです。
ストロークのジッターに数値を入れることで、ばらけた感じのブラシにしています。

ぼかし筆のような毛足の短いブラシでぽんぽんと叩くような感じで描画した雰囲気を作ります。実際の描画時もストロークを長く伸ばすのではなく、クリックに近い感じで叩いていくような使い方をすると雰囲気が出ると思います。また、リアル水彩コントロールの[ピックアップ]値をあげると、同様な描画で既に描画されている部分の色が少し落ちます(軽めに何度か同じところをクリックするとうまくいきます)。

 

水彩重力粒子・水彩フロー粒子・水彩ばね粒子

粒子に関する設定がなかなか思い通りにいかないので多少扱いにくいところもありますが、前バージョンの2015で作成した通常タイプの筆風ブラシをリアル水彩仕様にするなど工夫次第では使えるブラシになると思います。ただし、ダイナミックスペックルタイプの中にも粒子系の設定を使うタイプのものがあるため、そちらを使用することが多くなるかもしれません。

参考ブラシ3:縁に境界が付く細筆風

rw03_03.brushvariant 6KB
ばね粒子を利用した細筆風のブラシです。
通常の塗り潰しを使ったタイプよりも水彩境界が付くなどの利点があります。文字書きや細い線を使ったイラスト、主線描きに使ってもおもしろいものになるのではないでしょうか。

選択色によっては、グローペンみたいな感じになるかもしれません。
ピックアップを70%に設定することで、縁の付いた色落としペンになります。

似たような感じになりますが、[ダイナミックスペックルばね粒子]を使っても良いと思います(下記参考ブラシ9)。

 

ダイナミックスペックルタイプ

デジタル水彩での利用と同様に、いろいろな場面で使えるブラシが出来ます。また、リアル水彩ではありませんが、水彩の色消しなどにも使用できるので、水彩用の専用消しゴムを作成するときに使っても良いと思います。

参考ブラシ4:にじみ系

rw04_04.brushvariant 6KB
当サイトの講座「リアル水彩ブラシとフローマップの配布」で作成したブラシに[ダイナミックスペックルブリスル]を使ってみたものです。
筆圧を弱くすると色が大きく薄く広がります。最初に濃いめに描いてからその部分を少し広げると、うまくにじんでくれます。
講座作成時の円形タイプと同様に、フローマップの画像や倍率によって描画結果がかなり違ってきます。2016では、フローマップの傾き(回転)も設定できるようになったので、色々試してみると良いと思います。

参考ブラシ5:ぼかし系 濃色

rw04_05.brushvariant 7KB
リアル水彩とフローマップ その1』で作成したようなブラシをダイナミックスペックルブリスルで作成してみたものです。普通に塗っていくだけのお手軽ブラシです(処理は重いかも・・・ですが・・・(笑))。さらに今回は、ダイナミックブリスルを有効に設定してみました。重い~という場合はチェックを外してみてください。
広い範囲を一気に塗ると、描画後のぼかし処理時間が途方もなく長くなるので、少しずつ塗っていくと良いと思います。にじみ系同様に、フローマップの設定によって描画結果が大きく変わります。

参考ブラシ6:ぼかし系 淡色

rw04_06.brushvariant 8KB
[ストロークのジッター]値を少し大きめにとった淡彩風のぼかしブラシです。 隙間を埋めるように塗っていくと徐々に濃くなっていきます。カラー範囲に少し設定が入っているので、色相なども若干変化します。

参考ブラシ7:かすれブラシ

rw04_07.brushvariant 7KB

ダイナミックスペックルブリスルならでは・・・の、かすれ系ブラシです。
かすれが出やすいようにあまりぼけない設定にしてあります。リアル水彩コントロールの設定によってかすれ感をある程度コントロールできます。

参考ブラシ8:ばね細筆

rw04_08.brushvariant 6KB

ダイナミックスペックルばね粒子を使った細筆です。
ばね粒子を使った参考ブラシ3よりも全体が濃いめに出ます(その分水彩境界は少し見えにくい)。また、ブラシはランダムに少しがたつく部分が出ます。(粒子系の設定による違いもあります。参考ブラシ3とは少し違った設定にしてあります。)
細筆タイプは下に記述するおまけブラシを含めて色々な設定があるので、ストロークでの使い勝手や描画結果を見ながら好みに合うものを選択すると良いと思います(もちろん[円形]での使用もあり!)。

参考ブラシ9:かすれ重力ブラシ

rw04_09.brushvariant 6KB
ダイナミックスペックル重力粒子を使ったブラシです。
細筆風ですが、ストロークの速度などでかすれたり、色がたまったり・・・コントロールしにくいブラシになっています。
その分、結果は面白いものになるのでちょっとした模様などの描写に使うと効果的かもしれません。思った通りには描きにくいと思いますが・・・(笑)

参考ブラシ10(おまけ):数が1% の細筆

rw04_10.brushvariant 6KB
ダイナミックスペックルブリスルで細い線が描けるブラシを考えていて、[数]を1% にすれば良いんじゃないかと思って考えたブラシです・・・(笑)
今回、さらにリアルブリスルを有効にしてみました。
まぁ、ここまでややこしい設定にする必要があるのかという気もするブラシですが(円形でOKだよね?みたいな)、ここまでの細筆系のブラシの中では一番滑らかな仕上がりになります。描画の発色は参考ブラシ8に近いと思います。

 

今回の配布ブラシは実作業にそのまま使えるものもある一方で、こんな設定もあります・・・みたいなものもあるので、カスタマイズの参考になればうれしいです。
もちろん、設定によってはもっと違うタイプのブラシも出来ると思いますし、デフォルトブラシのリアル水彩の中にも新タイプを使ったものがいくつかありますので、試してみてください。
それでは最後に今回配布したブラシをカテゴリとしてまとめたファイルを置いておきますので、こちらもご利用ください(__) ch_realwater2016.brushcategory 71KB

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