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「Painter 11」用ブラシバリアント配布 第一弾

「Painter 11」の新機能や問題点もあらかた書き終わりましたので(?)新機能を使ったブラシをカスタマイズをやってみようと思います。
目指すのは、この三つ。
1.「ハードメディア」を使った色鉛筆風
2.「速さ」を利用した筆風
3.マーカー
で、第一弾は色鉛筆風です。
(文章後半に今回作成したバリアントなどの配布もあります(__))

デフォルトのブラシにも「ハードメディア」を利用した新バリアントが色々と紹介されていますが(「鉛筆」や「色鉛筆」だとバリアント名に「リアル」とついたものが大体それに当たります)。
が、デフォルトの「リアル色鉛筆…」系はちょっと自分的には今ひとつなので…以前作っていた色鉛筆ブラシを「ハードメディア」対応に変えてみることにしました。
「ハードメディア」対応にする場合に注意するとよいと思われる箇所を少し説明しておきます。
サイズ設定まずサイズですが、最小サイズ「100%」表現設定「なし」サイズ刻み「100%」に指定することで、サイズ側での変更をしないようにしておきます。(あえて、変更させるという使い方もありますが…一応基本的な、という事で)
追記(05/08)
サイズ側で最小サイズ設定によってはハードメディアの傾きによるサイズ変化が有効にならないみたいです…12~13%以下辺りから動きが怪しく…詳しく検証中ですので、改めて…(以上追記終わり)

角度設定次に「角度」ですが、表現設定を「ベアリング」角度範囲を「360°」角度刻みを「3~5%程度」に変更しましょう。
これまでは、厚みが「100%」の場合は、設定してもあまり意味がなかった角度ですが、「ハードメディア」での厚みにも対応しているようなので、これまでのバリアントを使ってカスタマイズする場合には、一応忘れずに設定しておいた方がよいと思います(特に「ハードメディア」の設定で厚みの縦横の比率を変えている場合)。

ハードメディア設定で、ここまで設定しましたら、肝心の「ハードメディア」の設定です。
今回は色鉛筆風なので、縦横の片方が細い楕円形タイプにする為に縦の最大値が30%、最小値は縦横共に5%に指定、5%刻みで角度が増えていく設定にしてみました。
移行範囲は始点が22°終点が60°です。
傾きが22°からサイズが大きくなり始めて、60°以降は全て最大サイズということになります。
デフォルトの色鉛筆や鉛筆系のリアルバリアントは全てチップタイプに「鉛筆」タイプ(上の一番左側)を設定されているのですが、これだと少しシャープすぎるので(最初はこちらに設定していたのですが)柔らかめの「丸形」タイプにしました。
プレビュー傾きに、色々な角度を入力すると、その角度の傾きの時にどんな描点で描かれるかを確認することが出来ます(左図では60°を入力して、一番太くした場合の雰囲気を見ています)。
このプレビュー傾きの「角度」は実際の描画には関係していません(と思います)。

色鉛筆1というわけで、出来たのがこのバリアントです。
色鉛筆なので、「手法」に「重ね塗り」を選択しています。
塗り重ねることに濃くなっていくので、その点を注意していかないと「ムラ」になりやすいです。
で、ムラになった時の修正用のバリアントも用意してみました。
ムラになったからといって、消しゴムで一部だけ消してやりなおすと、更に悲惨な結果になるので、このバリアントで修正します。
といっても、極力筆圧加減を一定にしてムラにならないように塗る努力はしておくほうが無難です。
一応緊急避難的なバリアントなので、小さな部分を修正する場合のみ有効です。
色は同じ色をそのまま使うのではなく、描画結果のまともな部分(?)の色をスポイトで取得して塗り重ねると良いと思います(下図参照)。
ただ「重ね塗り」と「塗り潰し」でテクスチャの出方が違うのか、修正箇所が広かったりすると、テクスチャの雰囲気が周囲と違ってきます。
その場合は、「白」(或いはそれに近い色、元の色に影響されるので濃い部分を修正する場合には「白」だと強すぎる)で軽く塗りつぶすと、テクスチャ感もそこそこ復活します。
どの色の場合もなじませる程度に薄く(低い筆圧)で塗ると良いと思います。
色鉛筆2 → 色鉛筆3

色鉛筆4それと、「重ね塗り」バリアントの宿命(大げさ…)なのですが…レイヤーに描画すると自動的に合成方法が「フィルタ」に変更されます。
そのまま使用すると、キャンバスで塗った時とかなり発色が違ってしまいます(選択カラーともかなりかけ離れた感じに)。
その為、少々面倒ですが、合成方法を「乗算」に変更して作業を進めて下さい。
ただし、描画前に「乗算」に変更しても、描画すると「フィルタ」に勝手に変わってしまいますので、一筆でも描画した後で(フィルタに変わってから)合成方法の変更をおこなって下さい。
ファイル 17-1.jpgで、このバリアントを使用して、描いてみたイラストが←(クリックで拡大)。
描いた後でまた少しバリアントを修正したので…配布ブラシで描くと、又多少雰囲気が違うのですが…。
イラスト描画時は、色鉛筆なのでサイズを小さくしようと思い…小さいサイズのままで塗ったので…こんな感じに…。
今回、配布してあるもののほうが、サイズが大きいので、傾けて塗った時に仕上がりが若干ソフトな感じになります。
このイラストの雰囲気のほうが好きという場合は、粗さの表現設定を「なし」(反転のチェックも外す)にして、サイズを3~4にすると、大体似たような感じになります。
でも結構ムラになりやすいので、しかも広い範囲を塗るのは大変なので…(笑)

ファイル 17-2.jpgで、ブラシ配布の前に(もったいぶってるわけじゃないです…(笑))イラストをもう一枚(クリックで拡大)
ちょっと雰囲気が違うと思うのですが、以前に紹介した「水彩色鉛筆風」の描き方を使って、デジタル水彩で上からざくっとなぞったものです。軽くなぞってぼかして…目の付近とかぼけすぎたところは消しゴムで消して…なので、色鉛筆が仕上がってから、かかった時間はほんの一分くらいでしょうか。
お手軽に雰囲気の違う2枚が仕上がるのも面白いのではないかと…。

鉛筆色鉛筆と共に、せっかくなので(?)デッサンや主線描きに使える「鉛筆」も用意してみました。
一応こちらも「ハードメディア」仕様なので、傾きで若干ですが、太くなります。
ただ、主線描きには逆に邪魔になるので「サイズ」は小さめです…(笑)

テクスチャ設定で、今回のイラストでは、どちらも、背景に実際の用紙(マーメイド紙)をスキャンしたパターンを貼り付けているのですが(パターン化してから、パターンで塗りつぶしてあります)このパターン用の画像と、描画の際にも同じ用紙をテクスチャ化して使いましたので、そちらのテクスチャ用画像も配布物に同梱してあります。

パターン設定それぞれの画像を開いて、「テクスチャの取り込み」「パターンの取り込み」で左図のように設定して登録して下さい。
(クロスフェード、オフセットは必ず「0」に設定して下さい)
セットで使うと、より雰囲気がでる…かも…しれません…(笑)
こういう本物の用紙をスキャンしてテクスチャに使うのがすごく好きなのですが、色々な用紙を集めるのが大変です…(笑)
今欲しいのは高級水彩紙といわれている「アルシュ紙」なんですが…とてもお高いので、買えません…(笑)
色々な見本用紙みたいなのが売っているといいのになぁ…などと思うんですが…(^^;)
今回の背景では、レイヤーを最後に一枚追加して、そのレイヤーをパターンで塗り潰し、合成方法を「乗算」に変更してあります。


では、肝心の配布バリアントのセットです。
ハードメディアを使った色鉛筆セット
圧縮ファイルになっているので、解凍後「Ch_Pencil」フォルダと「Ch_Pencil.jpg(表示用のアイコンです)」は以下のフォルダにコピーして下さい(ユーザーフォルダの「Brushes」に保存します)。
● Winodows(全てのファイルとフォルダを表示させる必要があります)
  C(Windowsインストールフォルダ):Documents and Settingsログイン名Application dataCorelPainter 11作業領域名(初期状態のものでは「デフォルト」)Brushes

●Mac
  Macintosh ハードドライブ : ユーザ : __お使いのユーザ名__ : ライブラリ : Application Support : Corel : Painter 11 : 作業領域名(初期状態のものでは「デフォルト」): Brushes :

またテクスチャとパターンの画像はPainterから画像を開いて、それぞれ登録して使用して下さい。
配布ブラシの追加方法については、かぶら屋さんのサイトで詳しく説明されていますので、是非そちらを参考にして下さい。こちら→「配布ブラシの追加方法

配布しているバリアントのファイル名の説明をし忘れていたのを思い出したので追記…(09.05.05 01:00)

バリアントは全てCh_Pencilフォルダ内
Ch_Pencil.xml      普通っぽい鉛筆
Ch_Colored Pencil.xml  今回のメインの色鉛筆(重ね塗り用)
Ch_Cover Colored Pencil 修正用の色鉛筆(塗りつぶし用)
その他
Ch_Pencil.jpg ブラシ用のアイコンファイル
mermaid_pattern.png パターン用画像
mermaid_texture.png テクスチャ用画像
となっています。(追記終わり)

という事で、新機能ブラシカスタマイズ第一弾でした。
次回は表現速度に「速さ」を利用したバリアント…ということで。
実は最近「井上雄彦最後のマンガ展 重版」を見にいったり、ソウルイーターの作者さんの画集「大久保篤画集(Painterで描かれた絵があって、驚いた…(笑))」を買ったりして、筆がかっこいいなぁと思ったので…筆ブラシ(安直…)。
まぁ、アナログの筆には全然かなわないわけなんですが…気持ち…だけ…(^^;)
ファイル 17-5.jpg

←こんな感じとか…予定…。

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