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バージョンアップによるPainter X3への環境移行

今回は、旧バージョンからX3へ環境を引き継ぐときの方法や注意点を解説していきます。
Twitterで、個別に書き込んでいたものをまとめて、補足などを追記したものです。
また、文中、ユーザーフォルダという単語があちこちに出てきます。ユーザーフォルダの表示方法などについて不明な場合は、別ページに解説がありますので、そちらを参照してください。ユーザーフォルダについて

Painter 12からの移行に関して

Painter 12からは作業領域をインポートすることで、元と全く同じ環境を作ることができるのですが、12でエクスポートした作業領域をX3でそのままインポートしても、どうも上手くいかないようです。
面倒ではありますが個別に移行処理した方が安全だと思われますので、作業領域による移行はお奨めしません。
当然ですが、X3でエクスポートした作業領域については、X3で正常にインポートできます。

 

ブラシの移行
Painter 12

Painter12(12.1導入後)では、ブラシライブラリ、カテゴリ、バリアントなどをファイルとしてエクスポート/インポートする機能があります。
この方法でエクスポートしたファイルは当然 X3 でもインポート可能なのですが、日本語名のブラシ(カテゴリなど含む)では、日本語が文字化けするようです。
読み込んでみて、正しく表示されるようならば、そのまま使って差し支えありませんが、文字化けするようならば、いったん削除して手動での移行をおこなってください。

 

手動による移行方法
パターン1:デフォルトブラシ(Painter 12のブラシ)をそのままあるいはカスタマイズして使っていて、その状態を保持して移行したい場合
Painter 12での処理(最終移行処理開始前の状態のユーザーフォルダをバックアップとして保存しておくと安全です。)
Painter 12では、デフォルトにあるブラシ名を上書き保存すると、同名のブラシが二つできてしまいます。このままではうまく移行できない可能性があるので、保存した方のブラシを再度別名で保存しなおし、同名のブラシは削除しておく方が安全です。(デフォルトのブラシは[バリアントの削除]がグレーアウトして選択できません、同名ブラシのうち、削除ができるほうがカスタマイズ保存した方なので、こちらを別名保存してから、削除します。)
一応当方での確認では、上書き保存してしまったブラシは12同様にX3でも二つ表示されて、設定のほうはそれぞれのものを引き継いでいるようですが、確実に移行できるかどうかは不明なので、安全を期す場合は別名保存しなおすほうが良いと思われます。
その他、絶対確実に移行させたい設定のブラシは一時設定のままで移行せずに[バリアントの保存]で別名保存しておく方が安全です。
また、非表示のバリアントやカテゴリがあると、うまく移行できない可能性があります。
全てのカテゴリとバリアントを表示させた状態で12を終了させてください。([カテゴリの表示]・[バリアントの表示]から[全ての○○を表示]で全て表示させます。)
ここまでできたら、Painter 12は終了です。

Painter 12のユーザーフォルダを表示させ、この中の[Brushes]>[Painter 12 Brushes]フォルダを丸ごとX3のユーザーフォルダ内にある[Brushes]フォルダ内にコピーします。(移動してしまうと12で使えなくなるので、念のためここではコピーすることで元フォルダを残しておきます。)

Painter 13を起動し、ブラシライブラリで[Painter 12 のブラシ]を選択します。
これで12の状態のままのブラシが使えるようになります。12のブラシの機能のままでは新機能の最小値などの設定ははいっていませんが、一度でも設定を変更すると、一時設定ファイルがX3仕様に置き換わります。

※重要 検索用のファイルを作成させる
Painter 12 とPainter 11 の ブラシファイルは初めてライブラリを開いたときに、ユーザーフォルダとともに検索用のファイルが[Painter X3 Config]フォルダ内に作成されます。
先にユーザーフォルダだけ作ってしまうと、検索用のファイルが作成できなくなります。
これを避けるためには、一度X3上で12(または11)のライブラリを選択して表示させ、ユーザーフォルダとともに検索用のファイルを自動的に作成させます。 その後Painterを閉じてから、移行作業(ユーザーフォルダを置き換える形で)をおこなってください。
誤って、先に旧バージョンのユーザーフォルダをおいてしまった場合は、いったんこれを別の場所に退避させ、ユーザーフォルダのない状態でPainterX3を起動して、検索用ファイルが作成できる状態にしてから、元に戻してください。

 

パターン2:12で,作成したカテゴリやライブラリがあり、それらの中にあるブラシのみを移行すればよい場合
カテゴリの場合は、12のユーザーフォルダ内の[Brushes]>[Painter 12 Brushes]とたどり、その中にある移行したいカテゴリ名と同名のJPEGファイル(アイコン用)とフォルダをX3のユーザーフォルダ内の[Brushes]>[Painter 13 Brushes]にコピーします。
ライブラリの場合は、12の[Brushes]内にライブラリ名のフォルダができているので、その全てをX3の[Brushes]内にコピーします。
X13を起動させたら、カテゴリの場合は「Painter X3 のブラシ」を選択するとカテゴリが追加されているはずです。ライブラリの場合は、ブラシライブラリでライブラリ名を選択します。

 

Painter 11

Painter 12の手動による移行方法と同じです。対象になるライブラリは[Painter Brushes]なので、[Painter 12 Brushes]のところを読み替えてください。
また、X3で選択するブラシライブラリは[Painter 11 のブラシ]になります。

 

Painter 7~X の場合

12のパターン2の方法しか使えません。
事前に移行させたいバリアントをまとめたカテゴリを作成した上で、移行させてください。
これ以前のバージョンについては、残念ながら移行は不可能です…。

 

移行させたブラシについて
旧バージョンのライブラリに移行したブラシバリアントやカテゴリは、カテゴリやブラシのエクスポートをおこなってから、X3のブラシライブラリに切りかえてインポートすることでX3のブラシライブラリ上に移すことができます。
お気に入りのブラシだけをまとめて、X3側に移してもよいと思います。
X3でエクスポートしたファイルでは文字化けは起こりません。
手動で移行させたブラシについては、検索用のテキストファイルが存在しないため、そのままでは検索対象になりません。一度でも使用したり設定変更したりすると、自動的にテキストファイルが作成されます。
検索はこのテキストファイルが存在するもののみが対象になりますので、注意してください。

 

各種ライブラリの移行

テクスチャやパターンなど各種ライブラリについては、現在使用中のバージョンのPainter上で、ライブラリとして保存しておく必要があります。

 

Painter 12

各ライブラリの[ライブラリパネル]から[○○ライブラリのエクスポート]を選び、移行させたいものが含まれているライブラリを選んでファイルとして保存しておきます。
X3 を起動させ[ライブラリパネル]から[○○ライブラリのインポート]を選び、先ほどのファイルを選択して読み込みます。

 

Painter 11以前

旧バージョンのPainterを開き、各ライブラリパレットのパレットメニューから[○○ライブラリの編集...]を選択し、表示されるウィンドウ右下の[新規]ボタンで移行用の新しいライブラリを作成します。
左側のライブラリ(現在のライブラリ)から移行するものを選択し、必要なものを作成されたライブラリ(右側)にドラッグ&ドロップでコピーする。必要なものをコピーし終わったら、[閉じる]ボタンを押して閉じておきます。
確認のため、再度[開く]ボタンを押して、先ほど作成した移行用のライブラリを開き、正しくできているか確認してから、終了するとよいでしょう。
X3を起動させ[ライブラリパネル]から[旧バージョンの○○ライブラリのインポート]を選び、先ほど作成した移行用のライブラリのファイルを選択して読み込んでください。

 

ライブラリの注意
スクリプトライブラリや複合ブラシライブラリ(模倣ブラシ)は、その中で使用されているブラシやパターンなどがX3で正しく設定されていないと,再生などがうまくいかなくなりますので、注意してください。
またスクリプトでは、日本語のブラシは文字化けしてしまうようです。(これは移行とは関係なく…X3のWindows64bit版でで発生を確認。)

 

カラーセットの移行
Painter 12

カラーセットライブラリから[カラーセットのエクスポート]で保存したものを、X3で[カラーセットのインポート]を使って読み込むことができます。

 

Painter 11以前

[カラーセットを保存]を使って保存したファイル(colors,pcs,txt)はいずれもX3の[カラーセットのインポート]で読み込めますが、日本語のカラー名はほぼ確実に文字化けします。(Windows版。Mac版は不明)
この文字化けは、11以前のファイルがShiftーJIS形式なのに対し、12以降がUTF8形式のファイルになっているのが原因です。カラー名も正しい日本語で表示させたい場合は文字コードを変換できるソフトなどでUTF8形式に変換するか、あるいは、文字化けの状態で読み込んだ後、X3の[カラーセットのエクスポート]をおこない、その後テキストエディタなどでカラー名を修正してUTF8形式で保存しなおす…などの方法があります。

 

カスタムパレットの移行

カスタムパレットは旧バージョン側でオーガナイザを使ってエクスポートしたものをX3でインポートすれば読み込めます。読み込まれる位置やサイズはリセットされるので、配置などはやり直す必要があります。スクリプトやブラシをパレットに登録してある場合は、当然ですがそれらの元データが読み込まれている必要があります。

11以前のバージョンからのバージョンアップの場合
12以降のカスタムパレットはブラシなどの登録時にはShiftキーを押しながらドラッグ&ドロップする必要があります。
11以前は単にドラッグ&ドロップでかすタムパレット化していたので、戸惑われるかもしれません、注意してください。

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